創業一周年を迎えました

原材料から作るお菓子屋さん、お菓子工房ゴドーです。

創業一周年を迎えました。

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一年間の振り返り

お菓子工房ゴドーは2017年3月30日に創業しました。4月1日でも良かったのですが、一日でも早く!という思いで、現在工房として使っている民家の改装工事が終わり次第開業しました。

最初はJAの委託販売から

当時はまずJAの産直市で委託販売をしよう!ということしか頭にありませんでした。と、言うのも、パティシエである妻の同級生が三原のJAに勤められており、「お菓子工房を始めたら商品を置いてみないか」と声を掛けていただいていたからです。

思い返せば販路のことなど全く考えないまま始めてしまったんですね。今でも販路をどうするか、というのは悩みどころなのですが、色々と考えが甘い中でのスタートだったな、と思います。

JA三原の産直市はちょっと判りづらい場所にあり(委託させてもらっているのにすみませんが)、お隣の尾道市のJA産直市と比べると活気がありません。尾道が成功している部類だと思うので、比べるのは酷かもしれません。観光地としての活気がJAにも現れているのかなあ、という印象です。

当工房のお菓子を置くことで、野菜だけでなくお菓子も買えるようになれば、産直市としてまたちょっと違う魅力が出てくるんじゃないか…と、「売らせてもらう」だけでなく「参加者として売り場を盛り上げる」役割を担えるのではないかと考えています。売上的にはまだまだですが、少しでも産直市をにぎやかに出来るようになれば嬉しいな、という気持ちを当時から持ち続けています。

道の駅への出品

次に販売先として考えたのが三原市の道の駅、「神明の里」です。何故か駅長さんに気に入っていただき、プリンを中心に販売させてもらっています。

プリンは道の駅で好評のようで、数は多くないですが持って行くとすぐに売れます。以前は焼き菓子の賞味期限が短かったのでプリン以外の商品はたまにしか持っていきませんでした。包装方法を変えたことで焼き菓子類の賞味期限が延びたので、少しずつ色々な商品を置けるようにしていきたいと考えているところです。

兎っ兎さんとの出会い

どうやって見つけたのか、今では毎月カフェ営業でお世話になっている港の「兎っ兎」さん。ここでお菓子工房ゴドーの商品を取り扱ってもらえないかとパティシエが飛び込み営業したそうです。「兎っ兎」さんの代表である小川さんに気に入っていただき、商品を置いていただけることになりました。そればかりか、決まった日に場所をお借りしてカフェ営業をさせてもらえるという嬉しいお申し出も。

お菓子工房ゴドーがある深町から山を越えた向こうにある、木原のカレー屋「きはら楽観堂」さんや大阪の有名な喫茶店バッハで修業した後、三原で開業された「マグダレーナ」さんも、「兎っ兎」さんで出店してから開業したとのこと。

三原で飲食店を開業する前の登竜門のような場所ですね。

月一度ですが毎回お客さんも来てくださるようになり、少しずつですが三原のみなさんに知ってもらえてきているのかなあ、という印象です。

いこうさんのお店

お菓子工房ゴドーを開業して、いつかこのお店に置いてほしい!と思っていたのが福山市にある「いこうさんのお店」です。日本中のあらゆるこだわりの食材が集う、備後地域を代表するような自然食品のお店です。

お菓子工房ゴドーを創業する前、ものは試しということで知り合いから声を掛けていただき、いこうさんのお店で開催されるマルシェに参加したことがありました。そこから足掛け一年、やっと工房の設備が整い、幸運にも胃甲さんに認められて商品を置いていただける運びとなりました。

特にプリンが人気のようで、中には取り置きをされるお客様もいらっしゃるそうです。思えば初めて三原から出て商品を販売できるようになった機会です。

オンラインショップの開設

私は東京生まれ千葉育ちで、以前勤めていた会社でも主に東京で働いていました。妻は三原を出てから10年ほど大阪で働いていましたが、私と結婚してからは千葉で暮らしていました。当時の友人たちはお菓子工房を開設したと知ると、「食べてみたい」と言ってくれるのですがそのためには三原まで来てもらう必要があります。これを何とかしたかったので、「いずれオンラインショップを始めよう」と考えていました。

取扱商品をどうするのか、発送はどうするのか。そもそもどうやってオンラインショップを開設するのか。決済方法はどうするのか…etc。考えることは色々ありましたが、調べていくうちに「BASE」というオンラインショップのプラットフォームを提供している会社があると知り、昨年の秋ごろからオンラインショップ開設の準備をしていました。

おかげさまで昨年12月に無事オンラインショップを開設でき、まだ知人が中心ですが定期的に注文が入ってくるようになりました。常々「三原の農作物の素晴らしさを伝えたい」と思っていたので、三原市深町産の自家製小麦を使ったお菓子を全国各地に届けられる体制が整ったのは良いことだと思っています。

二年目に向けて

一年間を振り返ってみて、売上的にもまだまだですし、実店舗での販売もできていないので課題も山積みですが取り敢えず一年間乗り切ったということで安心しています。これもひとえにゴドーの商品を手にとってくださる皆さんのお陰だと感じています。

私たちには二人の子供がいますが、お菓子工房は三人目の子供だと思っています。人間で言うとやっと立てるようになり、ヨチヨチ歩きができるかどうかと言うところ。焦らず大切に育てて生きたいと考えています。

二年目に向けて、達成したいと考えていることが次の二つ。

  1. 実店舗を開設し、深町に人を呼び込む
  2. 実店舗でカフェ営業を開始する

今まで委託販売が中心だったので、今年度は実店舗での直接販売に力を入れられるようにしたいです。また、パティシエは「注文を受けてからお菓子を作って提供する」スタイルが得意なので、それを活かしてカフェ営業を開始できればな、とも考えています。

いずれにせよ地元三原市深町の活性化につながる営業をできるようにしたいところです。