【小麦作り】一回目の除草が終わりました

原材料から作るお菓子屋さん、お菓子工房ゴドーです。

今回は小麦が発芽してから一回目の除草(草取り)についてです。まさにお菓子工房ゴドーのメインとも言える「原材料を作る」お話です。

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小麦の除草

小麦をまいてすぐの状態だと何もありませんが、一ヶ月も経つと小麦と小麦の間に小さな草が生えてきます。これを放っておくと雑草の方が大きくなり、小麦が負けて上手く生長できなくなってしまいます。

小麦の草取り、と言っても皆さんが想像されるような「鎌を持ってかがんで草を摘み取る」わけではありません。そんなことをしていたら日が暮れるどころか何週間建っても終わらないでしょう。

ですから、小麦の草取りをするときは管理機と言う機械を使います。みなさんには「耕運機」という名前でおなじみの物です。

(小さいものを管理機、大きいものを耕運機と呼ぶようです。明確な区別については詳しくありません)

草取りをする前の畑はこんなイメージです。これは麦をまいて一週間経ち、発芽した頃の様子です。

小麦

この段階では草は生えていませんが、一ヶ月も経つと小さな草がちらほら。これを管理機で耕すとこうなります。ちなみに私は畝立ても出来る少し大きめの管理機を使いましたが、こういった狭い場所での作業であれば一番小さいタイプの管理機が適していると思います。

小麦

小麦

小麦と小麦の間を耕して、綺麗に草が取れました。

小麦と小麦の間を耕すのは、草を取るためだけではありません。小麦は酸素の要求量が多いので、土を耕すことで空気の層を作り、小麦の生長を促してやる意味合いもあります。

一回の作業で二つの効果があるんですね。

小麦

小麦も発芽した当初より大きくなっていました。ただ、これからすくすく生長していくわけではありません。

冬は寒いので中々大きくならないのです。大きくならないからと言って心配する必要はありません。暖かくなってきてから、見違えるように大きくなっていきます。

そして冬の寒さに小麦が耐えている間、残酷と思われるかもしれませんが定期的に麦を踏んづけてやります。

いわゆる「麦踏み」です。

なぜそんなことをするかと言うと、麦は寒いうちに踏まれることで根っこが強くなり、暖かくなってからよく生長するようになるからです。

大規模な麦農家さんだと機械にローラーをつけて踏みつけていくようですが、うちは規模も小さいですし機械を入れられるような大きな畑ではないので、文字通り自分の足で「麦踏み」をしていきます。

麦踏みは四歳の娘のお気に入りの農作業で、二人で手をつなぎながら一条ずつ丁寧に踏んでいきます。娘が手伝ってくれるおかげで大分早く麦踏みが終わりました。

今後の手入れ

二週間に一度くらい麦踏みを続け、一ヶ月に一度管理機で麦と麦の間を耕してあげます。そして暖かくなり始める直前の二月終わり頃に肥料をまいて鋤きこみます。

冬になると畑に緑がなくなるので、寒い間青々と茂る麦は私のお気に入りです。

収穫まであとおよそ7ヶ月。収穫の時期は梅雨に入ってしまい、いつも天候に悩まされます。

麦を収穫する頃の空は何色か。真冬のすっきりとした晴天のようであってほしいな、と思います。