田舎で暮らして良かったこと3つ

原材料から作るお菓子工房ゴドーです。

今回は田舎で暮らすようになって良かったなあ、と感じていることについて書きます。

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目次

通勤の苦しみから解き放たれた

これは私が田舎で農業とお菓子工房をやっているから、というのが大きいと思います。

私は家の近くに畑を借り、お菓子工房として使っている物件も隣の家なので通勤時間は「徒歩0分」です。これだけでストレスがグッと減りました。

会社員時代は朝四時半に起きて5時には家を出て電車で一時間ちょっと掛けて会社に通っていましたが、私にはこれが耐えられませんでした。

朝早い段階でも人はそれなりにいるし、乗客もマナーが良い人ばかりではありません。

ぶつかっても、足を踏んでも何も言わない人、時には足を広げて席を独占しているのにまだ足りないのか、私を殴ってさらに足を広げようとする人などもいました。

今でも思い出すだけでかなりのストレスになります。

それが、今では農作業に必要な道具を担いで畑まで歩いていけばすぐそこが仕事場です。このような生活になったとき、私は改めて「ああ、サラリーマン時代の通勤ってかなり心身に負担を掛けていたんだな」と思い知りました。

もっともこれは「田舎だから」というよりも私が農業をやっていて近くに畑を借りているから、という点のメリットかと思います。

それでも都会の電車通勤よりは田舎の車通勤のほうがストレスは少ないと思います。

私は一年間有機農家の坂本農場さんのところに通いで研修を受けていましたが、そのときは原付か車で通っていました。周りに人が沢山いてぎゅうぎゅうに押し込まれて時には暴力も振るわれるような電車通勤よりはるかに快適だったので、都会と比べて通勤のストレスがなさそうだ、と自分の体験から言えると思います。

家族と過ごす時間が増えた

これは通勤が楽になったこととも関連します。

私はサラリーマン時代、「子供が起きる前に家を出て子供が寝てから家に帰る」生活を続けていました。休みの土日は疲れて寝ているか、元気があればようやく家族サービスでどこかに出かけたりする程度。せっかく生まれてきてくれた大切な子供と、ほとんど一緒にすごす時間がありませんでした。

これについては今でも後悔しているところです。子供の成長を知らないのに良く「自分は親です」という顔をしていられたなあ、と思います。

ただ、今は違います。

家の近くに畑やお菓子工房があるので、朝ごはんを一緒に食べ、娘を幼稚園まで送りがてら商品の出荷をし、お昼ご飯は家に戻って家族と一緒に食べる。時間が来たら幼稚園まで娘を迎えに行き、また畑仕事をする。日が暮れたら家に帰って、家族そろって食事を取る。

当たり前のように思えてもほとんどの人が出来ていないようなことが、田舎で生活することでできるようになりました。

もっともこれは、繰り返しになりますが私が農業をやっており仕事場が家の近くだから出来ることかと思います。

ご近所づきあいが増えた

都会で暮らしているとき、ご近所づきあいというものはほとんどありませんでした。マンション住まいでしたが、隣の人の名前も顔もわからないというレベル。当時まだ娘は小さかったしうちは猫も飼っていたので、いつクレームがくるかとヒヤヒヤしていました。当時は当たり前のように思っていましたが、「随分他人に無関心だったなあ」と感じます。

一方、よく「田舎の人間関係は陰湿だ」と言われますが、私はそうは思いません。会えば挨拶をする、畑の様子について立ち話をする、農作物のおすそ分けをもらう…いつも私は近所の人たちに助けてもらっています。

確かに、田舎の人は他の人のことをみています。自分では見られている意識がなくても、ちゃんと見ているのです。それが「陰湿」と感じる人もいるのでしょう。

しかし私の場合は違いました。夏の暑い日も冬の寒い日も畑に出て何かをやっている姿を見ていてくれたので、かえって周りから心配されていたようですw

町内会の総会が行われたとき、懇親会で「お前いつも畑におるがちゃんと休んでるか?」「身体壊さんように気をつけろよ」と声を掛けてもらいました。

「挨拶をする」「町内会の催しには出席して手伝えることはやる」たったこれだけのことで、良い人間関係が築けます。私にとっては煩わしさよりもメリットが多いように感じています。

まとめ

個人的に感じている、田舎暮らしのいいところは

  • 通勤のストレスがなくなった
  • 家族と過ごす時間が増えた
  • ご近所づきあいが増えた

この三点です。人によっては同じメリットを感じられなかったり、かえってデメリットになるような点もあるかもしれませんが、都会にはない魅力だと感じています。

田舎への移住を考えている方の参考になれば幸いです。