「引き寄せの法則」を読んでみた

原材料から作るお菓子屋さん、お菓子工房ゴドーです。

皆さんは「引き寄せの法則」ってご存知ですか?私は最近読んでいるブログで紹介されているのを見て知りました。

正直なところ「胡散臭いなあ…」と思いながらも、試しに本を買って読んでみました。お菓子屋さんのブログとは思えない内容ですが、お付き合いください。

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「引き寄せの法則」って?

今回買ってみた本がこちら。「引き寄せの法則」と言うと一般的には「ザ・シークレット」という本のほうが有名らしいですが、サクッと「引き寄せの法則」について知りたかったのですぐに読めそうなこの本にしました。以下、引用箇所はこの本からのものです。

「引き寄せの法則」とは

注意と意識とエネルギーを向けるものは、良いものも悪いものも全て、自分の人生に引き寄せられる

という法則です。

この本によると人は誰しもプラスかマイナスの波動を放っており、送り出している波動と同じものが引き寄せられるとのこと。

プラスのことを考えていればプラスの波動を放ってプラスのものが、マイナスのことを考えていればマイナスの波動を放ってマイナスのものが引き寄せられる、ということですね。

何故「引き寄せの法則」に興味を持ったか

今年も残すところあと一ヶ月程度となりましたが、個人的に今年は散々な年でした。出雲大社のおみくじで大吉的なものを引いたにもかかわらず、5月くらいから体調を崩し、そのまま転がり落ちるように体調の悪化が止まらず7月には入院。今は大分良くなってきたものの、療養状態が続いています。

そんな時に出会ったのが、あめのはさんが運営しているブログ「略してとりてみ」で書かれていたこの記事。望んだものが引き寄せられるという「引き寄せの法則」について書かれている記事です。

どんなに焦ったところで体調が良くなるまでには相応の時間がかかります。それでも「今の自分を良くしたい」という気持ちは治まらず、体調が悪い自分でも自分を変えられるものは何か無いか、と探していた矢先のことでした。

「引き寄せの法則」はオカルトではなく考え方を変える手段

体調が悪いまま家にこもっていても何も良いことはありません。そして毎日変化が無いので「療養中で何も出来ない→自分には価値が無い」という思考を繰り返すばかりです。私は「望むものが引き寄せられる」と言う点よりも、「望むものが引き寄せられるように考え方を変える」ことを期待してこの本を読みました。

例えば「療養中で思うように働けない」と考えたら

「するな」「しない」「ない」が含まれる言葉を使っていると気づいたら、そのたびに「それなら何が望みなの?」と自問してください。

望んでいないことについて話すたびに、その瞬間、あなたはそのことに注意と意識とエネルギーを向けています。

まず自分が何を望んでいるか改めて考えるチャンスと捉え、プラスの方向に考えるように努められるようになりました。

プラス思考でいるために

しかしいつもプラス思考でいられるわけではありません。ふとした瞬間に「いつになったら体調が良くなるだろうか」「今の私は体調がよい、と考えてもそれは事実に反している」という考えが首をもたげます。

そこでこの本では、「私は……の最中だ」と考えることを勧めています。

「私は理想の健康状態を手に入れている最中だ」

これなら嘘でもないですし、まだ体調が良くなっていない自分について肯定的に捉えられます。

生きていると不安なことが沢山あります。特に今の私のように体調を崩していると余計に不安が募ります。それを「……の最中だ」と考えることで幾分不安は和らぎました。

  • 私は理想の健康状態を手に入れる最中だ
  • 私は立派なお菓子工房を作っている最中だ etc…

自分を騙してプラス思考になるのではなく、「現状をプラスに考える方法」がこの本には載っています。人間いつもプラス思考でいるのは難しいものです。しかしこの「……の最中だ」という考え方は現状を肯定しつつプラスに考えられるよい方法だと思います。

考えたことを受け入れる

「自分は……の最中だ」と考えても「じゃあいつになったらそれが叶うの?」と考えてしまうものです。せっかくプラスに物事を考えても自分で疑ってしまったら結局マイナスです。

そこでこの本では「受け入れる」ことの大事さとその方法を説いています。

・まず、今現在あなたがしたいことをしている、あるいはあなたが欲しいものをもっている人がいるかどうか、考えてください。

・いるのであれば、今日、それをしていた人は何人いますか?昨日は?先週は?先月は?去年は?

今までの私の考えだとこうなります。

「私は健康的な身体を手に入れている最中だ。でもこのまま体調が悪いままかもしれない。だって半年経ってもまだ良くならないのだから。」

これを「受け入れる」方法に書き換えてみると

「私は健康的な身体を手に入れている最中だ。地球上には健康的な生活をしている人が何億人もいる」となります。

こうして「受け入れる宣言」をすることでプラスの考えを補強することが出来ます。

まとめ

  • 否定の言葉を思いついたら「何が望みなのか」改めて自分に問う。
  • 現状を肯定するために「……の最中だ」という表現を使う。
  • 自分の考えを「受け入れる」

「引き寄せの法則」というとオカルトであるとかスピリチュアルであるとか、胡散臭いイメージが付きまとうのは確かだと思います。ただ、「望んだものが引き寄せられるかどうか」は別として、マイナスに陥りがちな考えをプラスに変えるよい方法だと思います。

最近マイナス思考に陥りがちだなあ、という方は一読してみることをお勧めします。