【マイナー】頑張って見つけてみた三原市の良いところ3つ【パッとしない】

原材料から作るお菓子屋さん、お菓子工房ゴドーです。

突然ですが広島の三原市ってご存知ですか?

三原ってどこにあるの?

お菓子工房ゴドーは広島県三原市にあります。三原市と言われても大半の人が「どこ?」「そんなところあるの?」という感じかなあ、と思います。

だいたい「みはらし」で変換するとまず「見晴らし」が候補に出てくるくらいです。ううむ、悔しい。

そもそも広島と言うと広島市か宮島を連想する人が多いのが現実でしょう。

私もほかの都道府県に関しては県庁所在地か観光で有名なところくらいしか知らないので、「三原ってどこ?」という疑問を持つ人を責められる立場ではないのですが。

三原市は備後にあるよ

三原市は広島県東部のいわゆる「備後地方」の人口十万人に満たない小さな都市です。まだ場所のイメージが湧かないと思います。

私はいつも三原の場所を「観光で有名な尾道とマッサンで有名になった竹原の間だよ」と説明することにしています。こういった「○○じゃないほう」みたいな説明をしないと解ってもらえないのはとても残念です。

と言うかこの説明でもまだ「ふーん…」という感じで場所のイメージは湧いていないと思います。三原に引っ越す前の私がそうだったから間違いありません。

三原市の場所正解はこちら↓結構広いです。

何が有名なの?

いくら場所の説明をしてもイメージが湧かないような市の有名なものは果たして本当に「有名」なのか、という疑問が浮かびますが一般的に次のものが名産・名物とされています。

  • 浮城(三原城)跡
  • やっさ踊り
  • 神明市のダルマ
  • タコ(食べる方のタコです)

自分でも書いててビックリしましたがこれしか出てきません。

ちなみに三原城築城450年を記念して作られたモニュメントがこちら。三原を知らない人からすると何がなんだか解りません。

三原城築城450年モニュメント

そして肝心の実態はどうかというと

  • 浮城跡:石垣だけが残っており、肝心の石垣の上を線路が通っていて残念な感じ。
  • やっさ踊り:夏のやっさ祭りで市民グループが踊りを披露するのを眺めるだけ。人出は一応多いらしい。
  • 神明市のダルマ:ダルマを売っているところを見たことがない。もちろん買ったことも。
  • タコ:三原より尾道のほうがタコの水揚げ量が多いらしい。スーパーに行っても他県のタコしか売っていなくて当然食べたことも無い。

という感じです(あくまでも私の実感として、です)。私は移住者なので感覚が違うせいかもしれないなあ、と思ったのですが三原が地元の妻に聞いても「タコもダルマも買ったことがない」そうなので、地元の人からもそこまで名物とは思われていないんじゃないでしょうか。

実は三原は新幹線も停まるし空港もあるし(広島空港は三原市にあります!)交通の便が悪いわけではないのですが、大体広島空港を利用した方からは「辺鄙な場所にあって市内まで遠いから不便」という声だけが上がり、三原市の存在はスルーです。これはいけない。

三原市の良いところってなんなの?

これは私が農業をやっているから、といういささかポジショントーク的な話になってしまいますが、三原市は農業が盛ん(になる可能性がある)だと思っています。

三原市はいわゆる「平成の大合併」の際に旧御調郡久井町(みつぎぐんくいちょう)、加茂郡大和町(かもぐんだいわちょう)という、農業が盛んな地域と合併しました。

合併してから既に10年以上経っているにも関わらず、農業が盛んな地域を無視して「タコが有名」と喧伝し続けるのもいかがなものかなあ、と個人的に思っています。

さて、農業が盛んな地域と合併してどうなったかと言うと、「あらゆる種類の農産物が三原市内で生産されるようになった」のだと感じています。

私が住んでいる深町では柿や桃をはじめとする果樹、旧三原地域での米やわけぎ、久井町での養鶏畜産、高坂町の有機農産物、小泉町のサトイモなどなど…。

おかげでお菓子工房ゴドーでは、お菓子の材料の大半を自家製か三原市産で調達できています(バターなどの乳製品やチョコレート、砂糖などは無理ですが)。

特筆すべきは有機農業が実は盛んだ、という点だと思います。

JA三原が特産品をまとめているので詳細はこちらをご覧ください。

三原は有機農業が盛んです

三原市高坂町に、「坂本農場」という有機農家さんがいらっしゃいます。40年近く前に東京から三原に引越し、まだメジャーではなかった有機農業をずっと続けています。自ら有機農業を実践するだけではなく、研修生を受け入れ若い有機農家の育成に今でも努めています。

(私も坂本農場で研修を受けた一人です)

坂本農場では、無農薬、無科学肥料で有機野菜を育てています。その他、たまご、米など、すべて無農薬で作った健康に良い食材をご提供します。

そのため、高坂町には坂本農場を卒業し自ら有機農業を始めた農家さんが沢山います。私の先輩にあたる人たちです。私を含め皆まだ20代後半~30代と、現在の農業人口を考えるとかなり若い人たちが有機農業を営んでいます。

尾道や竹原だけでなく、三原の有機農家さんたちのところへも是非足を運んで「あまり知られていない三原の良いところ」を体験してほしいなあ、と強く思います。

以下に三原の有機農家さんを挙げておきます。

三原は自然が豊か

特に合併した大和町や久井町は自然が豊かです。同じ三原市内と言っても、港のあたりの標高ほぼ0メートルのところから久井町の標高500メートルまで環境がまったく違います。

たとえば私が住んでいる深町の山奥には江戸時代の資料にも載っているような綺麗な滝があります。

ホウソの滝

港の海から高原の森林・清流まで都会の人ならお金を払ってでも体験したいような自然が沢山あります。写真を撮る機会があったら改めて載せたいと思います。

お菓子工房ゴドーがある三原市深町の様子はこちら

お菓子工房ゴドーがある三原市深町の紹介です。

まとめ

今の段階で三原のいいところを3つ挙げるとしたら次のようになります。

  • 三原市内では幅広い農業が行われている。特に有機農業が盛ん
  • 空港や新幹線の駅があり意外とアクセスは良い
  • 自然がとても豊か

他にも三原の良いところを見つけたら随時書いていきたいと思います。

広島へのご旅行を考えている方は、是非三原市にも足を運んでみてください!




セットでお得!日本旅行の「新幹線+宿泊」セットプラン

コメントの入力は終了しました。